AWS Step Functionsの新しい実行詳細ページのコンソールを使ってみた

AWS Step Functionsの新しい実行詳細ページのコンソールを使ってみた

Clock Icon2022.05.23

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こんにちは、CX事業本部 IoT事業部の若槻です。

2022/5/9より、AWS Step Functionsの新しい実行詳細ページがオプトインで利用可能になっていました。

そこで今回は、AWS Step Functionsの新しい実行詳細ページのコンソールを使ってみました。

使ってみる

新コンソールに切り替える

旧コンソールから新コンソールへの切り替えは、実行詳細ページ内の[New execution page]のトグルをオンにするだけです。

トグルは新コンソール上でも表示されたままで、いつでも旧コンソールに戻すことができます。

全体的に画面がスッキリしている

同じ実行の詳細ページの全体の様子を新旧で並べた様子です。新コンソールは旧に比べて画面内の情報が整理され見た目が(後述する各ビューに情報がまとめられていることなどもあり)すっきりしている印象です。

  • 旧コンソール

  • 新コンソール

Detail欄の情報が追加されている

ページ冒頭のDetail欄では、実行の「State transitions(状態遷移数)」と「Duration(実行期間)」が情報として追加され、確認できるようになっています。

特にState transitionsは、Step Functionsの料金計算に関わってくる値なので、簡単に確認できるのは良いですね。

Graph view

Graph viewでは、実行をグラフで表示し、各Stateをグラフから選択して詳細な情報を確認することができます。凡例がマーク付きで識別しやすくなっているのも目を引きます。

[Input & Output]では、Advanced viewをオンにすることにより、選択したStateの詳細な入出力情報(Input、Input path、Parameters、Task input、Task result、Result selector、Result path、Output path、Output)を確認することができます。以前まではInputとOutputしか見れませんでした。

[Details]では、選択したStateの開始時間と実行期間を確認できます。

[Events]では、選択したStateのEventを確認できます。

旧コンソールではEventは全てが一覧表示されている中から探す必要があったため、どのEventがどのStateのものであるか分かりづらいこともありましたが、新コンソールではGraph viewにより分かりやすくなっています。

Table view

Table viewでは、各State Transitionsを時系列順見ることができます。[Timeline]によりそれぞれの開始時間と実行期間がバーで分かりやすく表されているのが嬉しいですね。

またMap Stateの場合は、各Map Stateをツリーで展開してState毎の情報を確認することもできます。

Event view

Event viewでは、実行の全てのEventを時系列順に確認できます。[TaskSucceeded]の文字色がグリーンなのが、State Transitionsの境目が分かりやすくて良いですね。

またEventの検索も強化されています。Property名とOperatorを使った検索ができます。

相対時間やカレンダーを使った検索もできます。

途方もなく長いWorkflowのEventを確認することもあると思うので助かりますね。

おわりに

AWS Step Functionsの新しい実行詳細ページのコンソールを使ってみました。

最近またStep Functionsを案件で使っているので嬉しいアップデートでした。

以上

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